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通常のSSに比べると小さめのものと作者ないしは編者が判断した作品の一覧。 ゆっくりいじめ小ネタ.250? ゆっくりいじめ小ネタ.500? ゆっくりいじめ小ネタ.750?
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誰でもいいからゆっくりいじめを書いてくれ‼︎ このページには、ゆっくりいじめ系(無番号)の一覧となっています。 作品の後ろにある文字の説明はジャンルマークについてに纏めてあります。 番号付きにつきましては下記から。 ゆっくりいじめ.250 ゆっくりいじめ.500 ゆっくりいじめ.750 ゆっくりいじめ.1000 ゆっくりいじめ.1250 ゆっくりいじめ.1500 ゆっくりいじめ.1750 ゆっくりいじめ.2000 ゆっくりいじめ.2250 ゆっくりいじめ.2500 ゆっくりいじめ.2750 ゆっくりいじめ.3000 ゆっくりいじめ.3250 ゆっくりいじめ.3500 れみりゃは飼いゆを殺した FNF vs ゆっくり 中二病とハッピートリガーと 中二病とハッピートリガーと~軍事基地編~ ありすとアリス まりちゃ探検隊の冒険 *重複3501 ゆうかがゆっくりできない話 *重複3502 ゆっくり解放軍 *重複3503 どすろわいやるっ! *重複3504 ゆっくりのww1rts 鉄壁の軍人まりさ ゆもんぐあす どすのけつだん ゆっくりのww1RTS 2 わされいむ
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「ふたば系ゆっくりいじめ 167 ちぇんの素晴らしきゆん生/コメントログ」 ちぇん…ありす…うぅ -- 2010-06-16 04 56 01 とってもゆっくりできたよ!!! いじめSSもいいがこういうのももっと増えて欲しい -- 2010-07-06 16 07 50 やや反応が鈍いが、物分かりの良い四女ちぇん。 愚鈍に見えて賢い末っ子なんて言う生存フラグが真っ先に洗い流されるのが衝撃でした -- 2010-10-16 16 59 19 つまり、レストランの客の視界でゴミが鎮座しているのか。かなり嫌な光景だな -- 2010-10-25 17 40 12 なんかもの悲しいな・・・ -- 2010-11-17 22 37 05 泣いたwゆっくりごときにw -- 2011-01-19 07 14 30 なんか、赤ずきんを彷彿とさせるような、嫌われ松子の一生を彷彿とさせるような・・・寂寥感があるね -- 2011-09-01 01 00 29 真夏はゆっくりできるねの前か・・ 飾りを失っても愛するのってすごい -- 2011-12-06 20 41 51 これは……"ゆっくりいじめ"じゃなくて"お兄さんいじめ"よ! -- 2012-11-27 22 32 59 細かいな、これ漫画になったらかなり面白いだろうな、サブストーリーいっぱいで追っていくのが大変かもしれないが なんか、可哀想な結末でありながらもなぜかゆっくりできている自分が居る -- 2012-12-15 17 28 15 リア充、妬ましいねー。わかるよー。(パルパル -- 2014-08-03 22 28 33 ふたゆとも健気だな・・・。 -- 2022-10-31 18 02 45 ゲスまりさの制裁を書いたらいいと思う、ゲスが生きて善良がタヒねの最悪 -- 2023-02-27 17 42 58 映画化!映画化決定です‼︎! -- 2023-06-11 13 04 03
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スィークリング 14KB パロディ 実験・改造 現代 独自設定 妄想垂れ流しです・・・すみません・・すみません・・・ ・15回目 ・普通じゃない普通種。 ・スィーがふんだんに盛り込まれております。むしろ、スィーがメイン。 ・ギャグじゃないのにギャグです。 ・虐待どころか愛でもHENTAIもないです。 ・ていうかSSじゃない。 ・ヨロシクオネガイシマス ゆっくりというのはその名の通り、移動する速度が異様に遅い。 手も足もなく矮躯なゆっくりが移動するには全身を使い跳ねるか、底部を波打たせてナメクジよろしく這うかしかないけれど、底部で移動することは野生のゆっくりに限らず飼いゆっくりだとしてもリスクも高い。 人間で言うなら、常時素足で行動していることになるからだ。 一応、底部を保護する飼いゆっくり用の靴は発売されていて保護団体が着用を奨励しているけれど、ゆっくり自体が履くことを嫌うから普及は滞っている。 そこで、あるゆっくりのおもちゃ会社がスィーという、プラスチック板に4輪タイヤをつけたものを発売した。 ゆっくりの思い込み(それを人間でいう自転車と同じと認識させる)によって動く何の変哲もない板は新しいゆっくりの移動方法として、主に飼いゆっくりがいる家庭で飛ぶように売れた。 今ではゆっくりの種類によって様々なデザインのものが発売されている。 四角い板に4輪タイヤをつけ、板の上にゆっくりを乗せる初期型スィー。板スィーとも言われていた。今は、後継機にその数を越された。 初期型スィーから発展させ、プラスチック板の初期型スィーで起きやすかった転落事故を参考に、形状をボウルのような半球にすることでゆっくりの安定性を確保したスィスィー。 スィスィーを基礎に、甲羅に当たる場所を窪ませゆっくりの底部を、更にがっちり固定できるように改良したれいむ種を飼う層に人気がある老亀スィー。 初期型スィーの直線的な形状を踏襲しつつU字型の流線形に加工し、後部にジェット噴射を模したパーツをつけた速度重視の箒スィー。これは、まりさ種に人気がある。 他にも、直立する人形の組んだ腕に抱きかかえられるようなありす種の人形型スィーや、開いた辞典のページ(ゆっくりだよ! からすっごいはやいよ! まで、6段階書かれている)によって、ギアチェンジが可能なぱちゅりー種の辞典型などがあり今もなお開発が続けられている。 スィーが普及したことで飼いゆっくり達の外出は容易になり、飼い主がついていなくともルールさえ守れば安全に一人で散歩などにも行けるようになった。 飼いゆっくりに一台スィー。 外出はおしゃれなスィー。 現在、それが当たり前になっている。 昼下がりの公園。休日ということもあり、家族連れやスポーツを楽しむ人々やスィーに乗っている飼いゆっくりとだんまくごっこをするゆっくり達の活気ある声で賑わっている。 わたしもそのうちの一人で、散歩がてら桜が咲く公園を飼いゆっくりのちぇんと歩いている。 「すぃーすぃーすーだららったッーすらすらすぃーすぃーすぃー♪」 わたしの歩幅に合わせて、ゆっくり走るスィスィーに乗る笑顔のなちぇん。 本来なら、スィスィーは人間が軽く走る程度まで速度が出る。そのために、速度を出しすぎたスィー同士の衝突事故が相次いでいる。 原因は、自制ができないゆっくりによるもの。いくら、飼いゆっくりだとしてもその個体差は激しく、そういう後先を考えないゆっくりもいる。こればかりは、飼い主の采配次第だ。 その点、うちのちぇんは自制できるほうのゆっくりで良かった。おかげでのんびり散歩を楽しめる。 しばらく桜並木を歩いていると、草むらからまりさが出てきた。 そのまりさは、ところどころ薄汚れていて飾りや髪はパサパサ。その癖何故か、最近めっきり見なくなった初期型スィーに乗っている。 明らかに野良まりさだが、一応確認をしなければならない。 飼いゆっくりというものは、基本的には、人工的に作り出される。そのサイズが最初から決まっており(赤ゆっくり約4~7cm、子ゆっくり約8~15cm、成体ゆっくり約16~27cm)、その大きさから変わることはない。 ペットショップに出荷されるその時に識別用として、サイズによって異なる大きさの丸い飴玉をうなじ辺りに埋め込まれる。 例外として、野生で拾ったゆっくりを飼う場合は、保護団体に申請もしくは試験を受けることでバッジが支給され、それを飾りにつけることになる。 赤い飴玉は、銅バッジと同等。白い飴玉は銀バッジと同等。黄色い飴玉は金バッジと同等。というようなものだ。 精神衛生上、先に罵倒を浴びせられるのは御免被るので、まりさが口を開く前に駆け寄り(ちぇんは「わからないよー」と言いながらもぴったり横についてきた)、なにやら、煤がつく髪を掻き分けてうなじを見る。ゆっくりには耳がないので、適当なのはここだけの話。 そこには、半球状に窪んだ跡しかなかった。 飼いゆっくりを手放す場合、飼い主はゆっくりから飴玉を取り外さねばならない。その飴玉は一種のCPUのようなものでもあり、飼いゆっくりの知能が良いのはこの飴玉があるおかげだ。 野生のゆっくりならば、飼いゆっくりや野良ゆっくりにはない排泄穴や子孫を残すために性器を持っている。 このまりさはどうやら、捨てられた飼いゆっくりのなれの果てである野良のようだ。 手を離して、手のひらの煤を払っているとまりさがこちらを睨んでくる。 「にんげんさんのくせに、まりさのかみのけさんにさわるとはいいどきょうなんだぜ・・・」 苦虫を噛み潰したような表情をするまりさは、しばらくするとわたしから興味をなくしたのか、わたしが突然走った理由が分からないと言いたげなちぇんを見据えた。 まりさは挑戦的な笑みを浮かべ、 「ちぇん。まりさとスィーレースをするんだぜ」 首をかしげるわたしとちぇんを他所に、まりさは宣戦布告する。 「まりさはこのゆっくりプレイスでいちばんはやいゆっくりなんだぜ。それをしょうめいするために。ちぇん。いざゆっくりしょうぶするんだぜ!!!」 このレースに対する執着からすると飼いゆっくりであったころには、スィーのレーサーだったんだろうか。 飴玉を取られて思考力が低下しても、野良ゆっくりが飼いゆっくりであったころの欲求を優先するという事例はいくつか聞いたことがある。 ちぇんはどうすれば良いかと問う目で、わたしの顔を見る。 蛇の道は蛇。ということで、わたしは手のひらをちぇんに差し出して、任せるという合図を送った。 ちぇんはしばらく悩んだあと、まりさに対して、 「わかったよー。でも、ちぇんははやいよー? わかってねー」 スィーレース用の100Mの円グラウンドを二周する。 接触事故、および妨害をしたゆっくりは即、失格とする。 ゆっくり精神に則り、ゆっくりはしってね!!! 以上、【スィーレース短距離部門。公式ルール】より抜粋。 レフェリーは、善意で申し出てくれたお二人の飼い主。 不正がないように、お二人の飼いゆっくりであるスィスィーに乗ったみょんとゆゆこの二人にテープを持ってもらっている。 レースの準備をしているうちに、なにやら物好きなゆっくり愛好家達や子供達や宴会をしていた人達やゆっくり達が集まってきた。 なにやら大事になってきているのを悲観していると、ゆゆこの飼い主である祭行事(さいぎょうじ)さんが説明してくれた。 「あのまりさ、だいぶ前からこの公園に住んでて、スィーに乗ったゆっくり達に片っ端からレースを仕掛けてるんですよ?」 それを聞いて納得していると、みょんの飼い主である今朴(こんぱく)さんが、面白そうに話す。 「いやぁ・・・あたしのみょんも勝負しましたけど、あのまりさ板スィーの癖に速いんです。そりゃもうあっという間で、みょんとあたし、しばらく放心状態でしたよ」 どうやらまりさは思いのほかやり手らしい。 心配になりスタート地点に着くちぇんの方を見ると、私に向かって大丈夫だと言うように、尻尾でサムズアップのジェスチャーをする。 手を振って了解の合図を送りつつまりさをに目を移す。 まりさは、目の前に引かれたラインを凝視している。その集中力は、ゆっくりとは思えないほどの迫力を感じた。 両者がスタンバイできたところで、祭行事さんが宣言する。 「えー、それでは、第九十九回、野良まりさ杯を行いたいと思います!」 九十九回も対戦していたのかと、驚いているわたしを他所に観客達のテンションは上がっていく。 どうやら、観客達はこのまりさの対戦を幾度となく見ていたようだ。 この公園にかなりの頻度で立ち寄っていたのに今まで知らなかった自分の鈍さに少し泣きたくなった。 「今回の挑戦者は、谷雲(やくも)さんの飼っているちぇんです! 谷雲さん意気込みはどうでしょうか?」 存在しないマイクを向けられたので、どうしてこうなったのか疑問だと答えた。 「なるほど。確かに、いきなりでしたもんね。でも、大丈夫ですよ! お遊びですから! 娯楽です娯楽! 宴会に娯楽は付き物です! じゃあ、続いて野良まりさちゃん。意気込みは?」 まりさは、存在しないマイクどころか祭行事さんも見ずにただ眼前を見て、 「まりさははやいいちばんはやいだってまりさがいちばんだからそうだいちばんだきめぇまるなんかよりもはやいぜったいはやいれみりゃなんてこわくないちぇんよりもはやいかくじつにはやいまりさははやいはやいはやいはやいはやい」 ずっと呪詛のようなものを唱えているまりさは、不気味すぎる。 だが、不気味がっているのはわたしだけのようで、周りの人達は平然としている。 「はい! いつもどおりのやる気満々ですね。ということで、さっそく始めましょう! 両者用意はいいですか!?」 今朴さんがいつの間にか、アラジン神の書かれたフラッグを持ってちぇんとまりさの間に立っている。 「では・・・みなさん。ご一緒に! 1! 2! 3!」 『ゆっくりはしってね!!!』 ゆっくりはしってねの大合唱と共に、フラッグが振られ、二人は脱兎のごとく走り始めた。 序盤、直線でのスィスィーと板スィーの性能差で、スィスィーに乗るちぇんがリードしている。 スタートダッシュの差で出遅れたまりさは帽子を深めに被りながら、目の前を走るちぇんを抉るように見ている。 「ちぇんははやいんだよーわかってね!」 「・・・」 更にちぇんは加速して、まりさとの距離を引き離す。 そういえば、飼いゆっくりとして飼い始めた最初は、ちぇんの異様に速い行動に着いていけなかったことを思い出した。 だが、一回目のカーブに差し掛かった時、ちぇんとまりさの間の距離が急激に縮まり横にならんだ。 「おお、出たー野良まりさの抉りこむようなカーブ!」 観客の一人がそう叫んでいた。 どうやら、直線で引き離そうと加速してしまい大きくカーブしたちぇんに対して、まりさはカーブへの切り替えしを早く行って短いカーブでちぇんの側面に割り込んだようだ。 ちぇんは軽く動揺したようだが、カーブが終わった時にはすぐに直線で引き離す。 「ちぇんははやいんだよー! わかれよー!」 「・・・」 だが、二回目のカーブでまたまりさはちぇんの横に並ぶ。 「わ、わからないよおぉ・・・ッ」 「・・・ゆむッ!」 狼狽するちぇんを他所に、カーブが終わって二回目の直線に入ったとたんまりさは体を前方傾けて加速した。 先程のちぇんの加速以上の速度で、みるみる内に、ちぇんとまりさの距離は離れる。 「わ、わからないよおおおー!!」 ちぇんも必死に引き離されまいと、加速するがミリ単位で徐々に縮まる程度だ。 そのまま一周目が終わったフラッグが振られ、そのまま二周目へ。 「まてえええ!!! ちぇのほうがはやいんだよおおお!」 「・・・ゆへへッ」 更に加速して肉薄しようとするちぇんとは対照的に、まりさは楽しそうに笑う。 3回目のカーブに差し掛かったところで、立場が逆転する。 まりさは短めにカーブに曲がったが、ちぇんはそれ以上に、ラインギリギリを走る形で一周目の仕返しをした。 直線に入ると、ちぇんは満足そうな顔で後ろのまりさを見る。 「ちぇんはおそくないんだよー! わかってねっ!」 「おもしろいぜ・・・!」 ちぇんの挑発をものともせず、むしろ興が乗ってきたと言わんばかりに笑みを深める。 4回目のカーブに入った。ここが勝負の分かれ目といえる。 観客も、一層ヒートアップし、恥ずかしながらわたしも気づけばちぇんを勢い良く応援していた。 またもラインギリギリを曲がるちぇんの後ろを、まりさは寸分狂わず追随する。 最後のカーブが終わり、いよいよ勝負が決するゴールテープが貼られた最後の直線。 わずかに、ちぇんがリードしているが、ここに至ってもまりさは笑みを絶やさない。 ちぇんは最後のスパートをかけて、まりさを一気に引き離す。 ちぇんの本気がこれほどまでに速いとは思っていなかった。もしかしたら、スィーレーサーに向いているかもしれない。 真面目にそのような道を目指してみるのも良いかとわたしが考えていると、ちぇんがゴールテープが舌を伸ばせば届く距離にまで近づき誰もが、ちぇんの勝ちを確信した。 が、その横を黒白の物が追い越した。 ものすごい勢いで切られるゴールテープ。 先程までの熱気が嘘のように、静まる。 わたしとちぇんを含め誰もが、何が起きたのか分からなかった。 沈黙の中で、ただまりさは言う。 「まりさが――いちばんはやいんだぜ!!!」 その言葉で、歓声が湧き起こった。 呆然とするちぇんとわたしを除いて。 夕日に照らされて、わたしとちぇんはとぼとぼ家路を歩いている。 結局まりさが何故、逆転できたのか分からずじまいだった。 機材の片付けや協力していただいたお二方へのお礼などの後始末をしているうちにまりさも何処かへ行ってしまった。 「・・・」 無言でスィスィーを走らせるちぇんに慰めの言葉をかけるのも気が引けて、今日の晩御飯は何が良いか聞く。 「おかかごはんだよー・・・わからないよー・・・」 予想以上にショックだったのかと、今更ながら止めるべきだったと後悔していると目の前に、先程のまりさがいた。 まりさは、ちぇんに走り寄ると野良には見えない良い笑顔でちぇんを見る。 「良い勝負だったぜ。ちぇんはまりさがはしったなかでいちばんはやかったんだぜ」 「うそなんだね。わかるよ・・・」 「うそじゃないんだぜ。うそつきははしれないんだぜ? ちぇんはいちばんはしったゆっくりだぜ」 レースした相手に敬意を表すなんて本当に、野良なのか疑いたくなる。それ以上に、このまりさも飼いたくなった。 是非、ちぇんの相棒になってほしい。そう申し出ると、まりさは首を振った。 「もっとはやいゆっくりにあいにいくんだぜ。だからちぇんにおわかれしにきたんだぜ」 ぶつぎれの話をまとめてみると、公園のレースで観客の中に、スィーレーサーの大手チームのオーナーに居たらしく、終わったあとに、スカウトされたらしい。 「だからもうゆっくりプレイスにはいないんだぜ」 「・・・ゆっくりりかいしたよ」 シュンとするちぇんをまりさはお下げで撫でる。 何か言いたげなちぇんを見て、ニカリと笑う。 「ちぇんがもしれーさーになれたらあえるぜ。だから、もっともっとはやくなるんだぜ」 そういうと、お下げと尻尾で握手した。 それを見て、胸から熱いものが込み上げてきた。 「おねえさん」 まりさと別れたあと、ちぇんは神妙な面持ちでわたしを見る。 「ちぇんはスィーレーサーになるよ」 予想はついていたので、その申し出には喜んで乗る事を約束した。 あのときの、ちぇんの嬉しそうな顔は忘れられない。 『スィーレーサー 世界大かあああああい!!! 決勝に勝ち残ったのはなんとジャパンの二組!!! しかも、なにやら因縁があるらしくてもうこれは目が離せないねHAHAHA!!!』 本物のF−1などで使われるレース場には、あの日以上の熱気と観客がいる。 徹底的にチューニングした板スィーに乗ったちぇんは、金バッジを誇らしげに帽子に着けたまりさを見ている。 まりさは、昔と変わらない板スィーと昔と変わらない笑みでちぇんを見つめ返している。 「おねえさん。ありがとう」 今更、こそばゆい。そう笑いながらいうとちぇんもおかしそうに笑う。 「わかるよー。でも、ありがとう。わかってね」 わたしは頷いて、ちぇんをピットから送り出した。 並走して位置に着いた二人が、何を感じて何を思って何を語っているのかは分からないけれど、今もあの日も二人は楽しそうだという実感があるので問題ない。 今、フラッグが振り下ろされる。 アトガキ どうしてこうなった。どうしてこうなった。 ・・・すみません・・・自分でも何書いてるか良く分からなくなりました。 サイクリングにスィーをかけたほのぼのツーリングSSにでもしようかとした結果が下手な描写のレースでした・・・。 どうしてこうなった。どうしてこうなった。 これ、ゆっくりじゃなくてもよくね? とは筆者が一番思ってます・・・。 あ、ちょ・・・ゆっくり投げないでやめて・・・。 でも、書いてて楽しかったのは秘密です。 ご読了ありがとうございました。 やまめあき(仮) 【妄想で書いたもの】 かり ・ふたば系ゆっくりいじめ 963 ト● ・ふたば系ゆっくりいじめ 990 くちばしにチェリー ・ふたば系ゆっくりいじめ 1000 デスクトップガジェット ・ふたば系ゆっくりいじめ 1018 ゆっくりつくーる ・ふたば系ゆっくりいじめ 1054 夢想天生 ・ふたば系ゆっくりいじめ 1064 スペクタクルスパイダーウーマン ・ふたば系ゆっくりいじめ 1091 つるべおとし ・ふたば系ゆっくりいじめ 1118 ゆっくりのおもちゃ ・ふたば系ゆっくりいじめ 1123 いまじん ・ふたば系ゆっくりいじめ 1142 スポイラー ・ふたば系ゆっくりいじめ 1163 ラブドール ・ふたば系ゆっくりいじめ 1172 益虫? 害虫? ・ふたば系ゆっくりいじめ 1189 スィークリング どろわ ・つんつんつんつくつんつくつんつん ぬえ ・山女って可愛いよね トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る こういう格好いのが似合うのがゆっくりまりさ。くそうざい調子乗りが似合うのもゆっくりまりさ。 -- 2013-03-03 23 42 41 ゆっくりできるSSだね -- 2011-06-17 21 30 12 おもしろかったよー。じかいもたのしみなんだねー。わかるよー。 -- 2010-05-16 13 28 53
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ゆっくりいじめ系1994 加工場産の赤ゆっくりを育てる 中編からの続き この、ゆっくりちぇん 聞けば加工場に捕らえられたが、ずさんなメーリン印の加工場であったため 冷凍赤ゆっくりに混入し生き延びたらしい。 サイズが子ゆっくり程もあり知能もなかなか高そうなので子守役として飼ってみる事にした。 「わかるよー!お兄さんは愛でお兄さんなんだねー!」 「まあ、そんなところだ。(ゆっくりの餡子を愛でる的な意味で)」 さっそく赤ゆどもに、ちぇんをお母さんとして紹介する。 1「ゆっ!おかーしゃん!ゆっくちちていっちぇね!」 2「おかーしゃん、まりしゃとすーりすーりちてね!」 3「おかーしゃん!れいむおなかちゅいたよ!」 4「ゆ~ん!おかーしゃんゆっくちちていっちぇね!」 5「まりしゃ、みゃみゃとすーりすーりしてゆっくちねちゃいよ!」 6「ゆゆ~ん!ゆゆ~ん!」 ちぇんの方も赤ゆどもと初対面。 もともと可愛い赤ゆっくりが好きなちぇんはニコニコとしていたが 赤ゆどもを見たとたん表情がとたんに険しくなった。 れいむ種に対してである。 「ちっ」 ちぇんの口から舌打ちのような声が漏れたが空耳だろうか。 俺のほうを振り向いた時には元の笑顔に戻っていて 赤ゆどもに挨拶をする。 「わかるよー!みんないいこたちだねー、ゆっくりしていってねー!」 その言葉に心の底から喜んではしゃぐ赤ゆども 思い返せば生まれてから一度も赤ゆどもは「ゆっくりしていってね!」と声をかけられていなかったのだ。 「ゆっきゅりー!」「ゆゆん!ゆっくちー!」「ゆわぁぁあ~ん、ゆっくちちていっちぇねー!」 姉妹で体を摺り寄せながら、母であるちぇんに少しでも傍に寄りたいとダンボールの壁をカリカリと音をさせた。 それが社交辞令的な「ゆっくりしていってね!」だとしても。 その日、一日様子を見た。 ちぇんは餌の白米をよく噛んで餅の様にして赤ゆに与えた。 「おかーしゃんが、むーちゃむーちゃしてくれるごはんはおいちいよ!」 「やわらか~い!むっちゃむっちゃ、ちあわちぇー♪」 床につい、うんうんを漏らしてしまう赤ゆがいれば、ちぇんはしからずに優しくなだめてから、その掃除をした。 「おかーしゃんごめんにゃちゃい!もうれいみゅはちゃんとおちょいれでうんうんちゅるよ!」 「ゆぅ~ん!」 お昼ねしたいと言った赤ゆのため親れいむの様な子守唄も歌った。 赤ゆが眠るまで「すーりすーり」をしてあげた。 「まりしゃ、ゆっくちねみゅくなってきちゃよ・・・」 うん、これなら大丈夫そうだな。ちぇん種は面倒見がよくゲスは滅多にいないと聞く。 赤ゆどもをダンボールから出してやり、かわりにそのダンボールを逆さにして入り口をこしらえ家を作ってやった。 俺も明日から仕事にいかないといけないし、箱にいれたままではちぇんが赤ゆに餌をあげたりゆっくりさせる事ができないと思ったからだ。 しかし、俺は知らなかった。 このちぇんに秘められたれいむ種にまつわる過去を。 ちぇんは胎生妊娠によってらんしゃまとちぇんのつがいから産まれた。 らんしゃまとちぇんは互いに妊娠していたが、巣には大量のごはんを蓄えていたのであくまで計画的な妊娠だ。 通常は赤ゆっくり達を子守する母役と、餌を調達する父役に別れて役割分担をするものだが 稀に、赤ゆ達との時間を大切にしたいという理由で冬篭り並に餌を蓄えて家族全員で子ゆっくりが外に出れるまで一緒に過ごすゆっくりがいる。 「ゆっくりしたおちびちぇんだね!」 「わかるよー、らんしゃまからうまれたからかわいいちぇんなんだよー!」 「ゆっくちちていっちぇねー!」 ちぇんは幸せだった。 優しい親らんしゃまと親ちぇんがずっと自分のそばにいてくれる。 すーりすーりもしてくれるし、口移しでごはんを食べさせてくれる。 それに、これから自分の姉妹も産まれる。 そうしたら賑やかでもっともっとゆっくりできる。 お母さん達とポカポカ陽気のお外へピクニックへでかけて、自分が姉妹の先頭を歩く 妹らんしゃまが転んだら自分がペーロペーロしてあげよう、妹ちぇんが歩きつかれて泣いていたら自分の頭に乗せてあげよう。 それから皆でお昼寝する。姉妹で寄り添ってお母さん達とすーりすーりして子守唄を聞きながら寝ていたいだけ眠る。 「こっちからたべもののにおいがするよ!」 ぽい~ん!ぽい~ん!っと大き目のゆっくりの足音が聞こえた。 「ゆっくちー!」「ゆっゆ~!」「ゆっくり~!」 その後を3匹の子ゆっくりがつづく。 巣穴の奥のほうまで来てわかった。 成体のれいむと子れいむが3匹だ。 突然の来訪者に父らんしゃまと母ちぇんは手間取った。 胎生妊娠中は満足に動けず、ちぇんを産んだらんしゃまにしてもまだ胎内に赤ゆっくりを宿している。 「ここは、れいむのおうちだよ!ぶたみたいにこえてるゆっくりはでていってね!」 「でていってね!」 「おー、ぶたぶた」 「でちぇいっちぇね♪」 4匹は家主であるらんしゃまとちぇんを豚と言い放ち 勝手にずかずかと入り込んでお家宣言をする。 そして、冬篭り並に貯蔵していた食料に気づいた。 「ゆっ、こんなにブタみたいにこえてるくせにまだたべものをかくしもっていたよ! これいじょうこえないようにれいむがたべてあげるね!」 「ゆっくちたべりゅよ!」 「ぶたにはもったいないごちそうだね!」 「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー♪」 本来なら上位種であるらんしゃまだが、この侵入者たちに対して何もできず、ただ赤ちぇんを自分の背後へと隠す。 しかし、一生懸命2人で貯めた食料までもっていかれては困る。 もし食料がなくなれば植物型妊娠と違って、これから産まれてくる赤ちゃんに食べさせるものがなくなるからだ。 押し黙ってやり過ごすつもりであったが母ちぇんがついに抗議した。 「それはちぇんとらんしゃまでいっしょうけんめいあつめたごはんだよー! これからうまれてくるあかちゃんのためのごはんだからゆっくりわかってねー!」 「ゆ?」 むーしゃむしゃっと一家団欒し、他人のごはんに舌鼓をうっていたれいむ達に その言葉はとても不快だった。 必死な形相で懇願する母ちぇんに対し 豚のくせにれいむたちに何か文句があるの?そんな表情を浮かべている。 「なにか、このぶたがゆっくりみたいなことばをしゃべったきがするよ!」 「ゆっ、なまいきだね!」 「それにれいみゅたちになにかもんくがあるみちゃいだよ!」 「ぷんぷん、なまいきなぶたにはおもいしらせないといけないよ!」 母ちぇんは、ぷくーっと膨らんでれいむ達を威嚇するが、それは逆効果となった。 ガブリっと母ちぇんの2本の尻尾のひとつを子れいむが噛み付く。 「ニャ”!」 っと悲鳴をあげたやさき、今度は親れいむが鼻先に体当たり。 「ゆべっ!」 他の2匹の子れいむは手当たり次第に噛み付いて、完全にリンチだ。 「やめてください!ちぇんをゆるしてください! わたしたちがなにかわるいことをしたのならあやまります、ごはんもあげます!」 らんしゃまが動けないまでも身をよじりながら、ちぇんを許すように謝罪するが、それを聞き入れるれいむ達ではなかった。 「ぶたがゆっくりのことばをしゃべるんじゃないよ、ブヒーでしょ!ぷんぷん!」 「あちゃまのわるいぶただね!」 「これはせいさいだよ!」 「せいいがまったくつたわらないよね!」 なおも母ちぇんへの暴行はつづき、顔はパンパンに膨れ上がって泡を吹いて気絶していた。 それはひょっとしたら母ちぇんにとって幸せだったかもしれない、これから起こる事を見ないで済んだのだから。 母体である母ちぇんの生命餡子レベルが低下したことにより、その危機を胎内の子らんしゃまが感じ取り出産がはじまった。 胎生妊娠の場合、胎内で子ゆっくりサイズまで成長してからの出産となるが、ゆっくりはピンポン玉のサイズ程あれば自我を持つ。 母体に危険がせまっている場合、子ゆっくりサイズまで成長していなくても自ら外に出ようとする事があるのだ。 気絶した母ちぇんの産道は緩みきり、胎内の赤らんしゃまが顔を覗いた。 そこには親れいむの顔。 「ゆっ・・・」 自分の親を見つけて、ゆっくりしていってね!と挨拶をしようとしたのだろう。 親らんしゃまにも「ゆ」という一言だけが聞こえた。 ところが、次の瞬間その言葉を発しようとした赤らんしゃまがどこにもいないのだ。 父らんしゃまは、何が起こったのかわからず 目を見開いて、「ゆっ?ゆっ?」っと赤らんしゃまを探す。 みれば親れいむがさっきまで大口を開けていたのに今は口を閉ざしていた。 「もごもごもご・・・むーしゃむーしゃ、しあわせ~♪」 親れいむは母ちぇんの産道からできてたばかりの赤れいむを、まるで食後のデザートとでも言わんばかりに味わっていた。 「おちびちゃんたち、ここに口をつけてゆっくりしていれば、おいしいあまあまがでてくるよ!」 「あまあまたべちゃいよ!」 「れいむもれいむも!」 「ゆっくりじゅんばんでたべようね!」 父らんしゃまは動けない自分の体を呪った。 母ちぇんに「いっしょにうめばもっとゆっくりできるよ!」と提案してしまったことを呪った。 これは夢、悪い夢 目をつぶってただジっとして耐える。 それ以外できる事は何もない。 10分か20分かどれくらいの時間が過ぎたのだろう・・・ つらい時間はとても長く感じ、実際にはわずか数分程しか時間は流れていなかった。 「ぴぎゃゃやぁああああ!」 耳をつんざくような悲鳴で父らんしゃまを恐る恐る目をあけた。 「この、あまあま、ましゅまろみちゃいでおいちーよ!」 侵入者の4匹の中でも一番小さい、赤ゆっくりに近い子れいむが豆粒のような塊をほうばっていた。 それは、赤らんしゃまの目玉。 産道から出てきたばかりの2匹目の赤らんしゃま。 産まれてはじめて味わう苦痛に悲鳴をあげて地面に転げ落ちる。 そこには父らんしゃまと母らんしゃまが敷き詰めた柔らかい葉のお布団が敷かれていたが 目を抉られた苦痛の前に何の救いにもならなかった。 「いちゃいよ~!らんしゃまのおめめがいちゃいよ~!まっくらでにゃにもみえにゃいよぉおお!」 「ゆっ、きちゃない」 足元に転がった目のない赤らんしゃまはコロコロと別の子れいむの足元へ 目の場所が黒い空洞で気持ち悪いと感じた子れいむは「きたない」と言ってそれを避けた。 「こんなのたべれないよ!ふみつぶそーね」 「やめぇてぇえええ!」 父らんしゃまは涙を流して懇願する。 それを親れいむが「ブタはぶひーでしょ?」といってこづいた。 今はともかく救いにすがるしかない。 父らんしゃまはプライドもなにもかもかなぐり捨てた。 「ブヒー!ブッヒィィイイ!」 自分はブタです。 だから、ちゃんとつくったらんしゃまの子供を殺さないで なんでも言うことを聞きます。ごはんも全部食べてかまいません、このおうちもあげます だから・・・だから・・・ ビチッ 少し大きめの子れいむが虫でも踏みつけるかのように、目を失った赤らんしゃまを潰した。 「ゆっゆっ~♪」 子を潰された親らんしゃまがブタの鳴きまねを一生懸命する表情のまま静止していて それがあまりに滑稽で親れいむも子れいむもドッとふきだす。 巣穴は凄惨な光景にもかかわらず、外から人間が覗いたのなら明るい一家団欒のように見えただろう。 「ユ・・・ユルサナイ・・・」 「ゆっ?かわいいかわいいれいむたちになにかいった?」 「ぶひーでしょこいつめ!あたまのわるいゆっくりはさんぽあるいたらもうわすれるからきらいだよ!」 「ゆっくちりかいちてね!」 「それから、はやくおかしをうんでね!」 今度は父らんしゃまに対して暴行が始まる。 複数あるしっぽをかじって、味が甘すぎるだのイマイチだの言い合ったり 目元を狙って執拗に体当たりをしたり、産道から赤ゆっくりを取り出そうと舌をねじいれたりした。 母ちぇん以上の苦痛だろうが、父らんしゃまは悲鳴ひとつあげずに、かわりに死の間際にのろいの言葉を遺した。 「ユルサナイ・・・オマエタチハ・・・ニンゲンニヨッテ・・・ソノショウガイ・・・クツウノママ・・・マクヲトジル・・・」 上位種であるらんしゃまには他のゆっくりにはない不思議な力があるという。 それが呪いであるのか、それとも未来を予知するものなのか、結局は死に際の負け惜しみだったのかはわからない。 あまりの形相に気味悪がり、らんしゃまを食す気も失せたれいむ達は巣穴かららんしゃまの屍骸を引っ張り出して綺麗にしようとしたが うんともすんともビクとも動かない。 死んだまま、まっすぐとれいむたちを見据える目は空洞になっても尚、巣穴のどこへいても目線が合っている気がした。 「なんだか、きもちわるいよ!」 「おかーしゃん!れいみゅきょわいよ!」 「こんないえもういらないよ!」 「ゆっくりできないよ!」 そして、とうとう「もう、おうちかえる!」と言い出し巣を放棄した。 こうして、生き残った赤ちぇんは巣穴の僅かばかりのごはんと、そして半死半生の母ちぇんによってその後も命を永らえ今に至る。 2「おとーしゃんいきゃないで!」 3「れいみゅずっとおとーしゃんといっしょにいたいよ!」 4「ゆっく・・・おとーしゃんがどこかいっちゃう・・・ゆえぇ~ん!」 5「しゅーりしゅーり!かべがじゃまでおとーしゃんにとどかにゃいよぉ!」 6「ゆぅ~ん!ゆゆぅ~ん!」 翌日、仕事へ行くために身支度を整えると赤ゆどもが騒ぎ出した。 服を着替えるとどこかへ行ってしまうという事を覚えたのだろうか。 1「ゆっ!みんにゃ!おとーしゃんのじゃまをしちゃだめだよ! おとーしゃんはみんにゃのためにかりにいくんだよ!れいみゅたちもおおきくなったらいっしょにかりにつれてってもらえるから いまはゆっくりまつんだよ!」 1番れいむはさすがしっかり者だ。 ひょっとしたら、この1番れいむがいれば親代わりのちぇんは別にいらないかもしれないが もし、他のれいむやまりさが勝手にごはんを食べたり部屋を荒らしたりした時に体の大きさが同じでは止めることができないだろう。 「それじゃ、ちぇん。あとは頼んだぞ。餌はチビどもに届かないように少しだけ段差のある皿に盛っておくから ちゃんと分けてやってくれな。あと、部屋を荒らしたりしたら殴ってもいいぞ。」 「わかるよー!ちぇんはゆっくりりかいしたよー!」 ダンボールの中に餌を入れれば赤ゆどもは好きなだけ食べてしまう。 かといって子ちぇんはダンボールの壁を乗り越えて中の赤ゆに餌を与えられるほど大きくない。 だからダンボールから赤ゆどもを出してやり、家をちぇんに任せて仕事へ行った。 「いまからちぇんがおまえらのおかーさんだよ!わかるねー!」 2「ゆぅ?おかーしゃんにゃの?」 3「おかーしゃん、れいみゅおにゃかすいちゃよ!」 4「おかーしゃん!おかーしゃん!」 5「まりしゃ、おかーしゃんとしゅーりしゅーりしちゃいよ!」 6「ゆぅ?ゆぅ?」 1「おとーしゃんがおかーしゃんだっていってたからおかーしゃんだね」 ー お昼 ー 「はい、それじゃあれいむはそっちにならんでねー!まりさはこっちだよー!」 これからご飯を分配してくれるんだと思った赤ゆどもは、ちぇんの言うとおりに並んだ。 まりさが前列に3匹、2番5番6番 れいむが後列に3匹1番3番4番 「まりさはこれくらいで十分だよー!」 ちぇんは皿からごはんを口にいれると、赤まりさの前にごはんを吐き出した。 それはお兄さんが食べさせてくれる量の半分。 2「おかーしゃん、まりしゃたちこれじゃたりないよ!」 5「しゅくにゃいよ!ぷんぷん!」 6「ゆぅ~ん!ゆぅ~ん!」 1「おかーしゃん、まりさたちにちゃんとごはんあげてね!」 3「れいみゅもごはんたべたいよ!れいむにはまりさのばいちょうだいね!」 4「れいみゅもおにゃかすいたよ!」 ちぇんは後列のれいむ達に視線を移すと、ぴこぴこと歩いた。 「れいむは、はをくいしばってねー!」 1「いちゃい!」 3「ぴぎゃ!」 4「ゆっ!」 ちぇんはれいむ達に体当たりをお見舞いした。 1番れいむが「なんで?」という顔をしたので、もう一発おまけ。 1「ゆべっ!」 「おまえたちはブタだよ!ごはんがほしければブヒーってへんじをしてねー!」 2「ゆっ!れいみゅたちをいじめにゃいでね!まりしゃのいもうちょだよ!」 5「まりしゃのごはんちゃりにゃいよ!もっとちょうだいね!」 6「ゆゆー!ゆゆー!」 「ごはんがほしければ、ちぇんのいうことをきいてねー!まりさたちにはれいむのぶんもたべさせてあげるよー!」 ・・・つづく 過去の作品 ゆっくりいじめ系1222 ゆっくり繁殖させるよ! ゆっくりいじめ系1254 赤ちゃんを育てさせる ゆっくりいじめ系1261 水上まりさのゆでだこ風味 ゆっくりいじめ系1297 ゆっくり贅沢三昧・前編 ゆっくりいじめ系1466 ゆっくり贅沢三昧・後編 ゆっくりいじめ系1467 まりさの皮を被ったアリス ゆっくりいじめ系1468 肥料用まりさの一生 ゆっくりいじめ小ネタ222 ゆっくっきんぐ ドナーツ編 ゆっくりいじめ系1532 可愛そうな赤ちゃんにゆっくり恵んでね ゆっくりいじめ系1580 ゆっくりしなかった魔理沙と愛のないアリス ゆっくりいじめ系1673 ゆっくりクアリウム ゆっくりいじめ系1715 ゆっくりトイレ ゆっくりいじめ系1735 ゆっくりれいむと白いお部屋 ゆっくりいじめ系1743 プラチナまりさとフリーすっきり権 ゆっくりいじめ系1761 ちょっとしたイタズラ ゆっくりいじめ系1905 あったかいゆっくり ゆっくりいじめ系1935 しゃべらないゆっくり ゆっくりいじめ系1940 愛されまりさの一日 ゆっくりいじめ系1993 加工場産の赤ゆっくりを育てる 前編 ゆっくりいじめ系1994 加工場産の赤ゆっくりを育てる 中編 作者:まりさ大好きあき?
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このページは、ゆっくりいじめ小ネタ501~750までの一覧となっています。 作品の後ろにある文字の説明はジャンルマークについてに纏めてあります。 500以前については下記から。 ゆっくりいじめ小ネタ.250 ゆっくりいじめ小ネタ.500 ゆっくりいじめ小ネタ501 ゆっくりの油?他 ゆっくりいじめ小ネタ502 ゆっくりしていってね!?虐家無 ゆっくりいじめ小ネタ503 作者さんの要望により削除しました ゆっくりいじめ小ネタ504 作者さんの要望により削除しました ゆっくりいじめ小ネタ505 ゆっくりばとる?虐共無 ゆっくりいじめ小ネタ506 水上まりさの群れ?虐家無 ゆっくりいじめ小ネタ507 嘘つき!?虐無 作者さんの要望により削除しました。 ゆっくりいじめ小ネタ509 きのこ虐無 ゆっくりいじめ小ネタ510 修羅の国?虐共巨希無 ゆっくりいじめ小ネタ511 梅雨っくり?虐環ゆ ゆっくりいじめ小ネタ512 思ゆ?虐汚家無 ゆっくりいじめ小ネタ513 ある日の惨劇?虐家無 ゆっくりいじめ小ネタ514 ゆっくりうつほ?虐実希無 ゆっくりいじめ小ネタ515 ゆっくりさなえを妊娠させる?虐性希無 ゆっくりいじめ小ネタ516 ゆねくどーと2?他巨希原幻 ゆっくりいじめ小ネタ517 見えない恐怖虐緩巨希無 ゆっくりいじめ小ネタ518 希少種?虐環ゆ外 ゆっくりいじめ小ネタ519 ゆ虐1発ネタ?集?虐他性巨希ゆ ゆっくりいじめ小ネタ520 コード?虐無 ゆっくりいじめ小ネタ521 おお、かゆいかゆい?滅他無 ゆっくりいじめ小ネタ522 ゆっくりと社会?虐環無現 ゆっくりいじめ小ネタ523 車?他ゆ現 ゆっくりいじめ小ネタ524 ドス・・・?制汚無 ゆっくりいじめ小ネタ525 ゆっくり真空パック?虐改無 ゆっくりいじめ小ネタ526 すうがくのじかん?虐家無 ゆっくりいじめ小ネタ527 寄生?虐家ゆ ゆっくりいじめ小ネタ528 ある男の暇つぶし?虐共無 ゆっくりいじめ小ネタ529 世界で一番短い虐待?他 ゆっくりいじめ小ネタ530 秘密結社ゆドルー? ゆっくりいじめ小ネタ531 あまあまに困らないゆっくり? ゆっくりいじめ小ネタ532 あきがこない? ゆっくりいじめ小ネタ533 ゆっくりの趣味? ゆっくりいじめ小ネタ534 究極汚物ゆっくり? 作者により削除されました ゆっくりいじめ小ネタ536 ゆっくりしていってね!? ゆっくりいじめ小ネタ537 とかいはコーディネイター? ゆっくりいじめ小ネタ538 猫とゆっくり? ゆっくりいじめ小ネタ539 植物型ゆっくり?虐家ゆ ゆっくりいじめ小ネタ540 YUKKULIFE7月号 切り抜き記事? ゆっくりいじめ小ネタ541 作者さんの要望により削除しました法]]虐改無 ゆっくりいじめ小ネタ542 ゆっくりジェットコースター? ゆっくりいじめ小ネタ543 駄目駄目駄目?虐無 ゆっくりいじめ小ネタ544 りは☆びり?虐希無 ゆっくりいじめ小ネタ545 ゆっくりボール? ゆっくりいじめ小ネタ546 ゆっくり太郎?虐他無 ゆっくりいじめ小ネタ547 ゆっくりお仕置き?制緩希無 ゆっくりいじめ小ネタ548 ねるねるねるゆ?虐改家無 ゆっくりいじめ小ネタ549 お題?虐無 ゆっくりいじめ小ネタ550 ゲスの制裁を眺める?制家無 ゆっくりいじめ小ネタ551 狩りごっこ?虐家無 ゆっくりいじめ小ネタ552 とかいはれいむ1?他家ゆ ゆっくりいじめ小ネタ553 ゆっくりできない川さん?滅環ゆ ゆっくりいじめ小ネタ554 ゆっくりカスタムキット?虐改無 ゆっくりいじめ小ネタ555 ゆっくりが海を渡るまでのお話?虐無外 ゆっくりいじめ小ネタ556 卵生ゆっくり?滅ゆ ゆっくりいじめ小ネタ557 平凡な虐待?虐家無 ゆっくりいじめ小ネタ558 ゆっくり三分間クッキング?制料無 ゆっくりいじめ小ネタ559 俺・初めての生殖 1?制汚家無 ゆっくりいじめ小ネタ560 俺・始めての大量捕獲 2?制家無 ゆっくりいじめ小ネタ561 箱?虐無 ゆっくりいじめ小ネタ562 ゆっくり草野球?制家無 ゆっくりいじめ小ネタ563 れいむ、れいむ?虐汚原幻現 ゆっくりいじめ小ネタ564 氷点下?虐制滅環共ゆ ゆっくりいじめ小ネタ565 公然猥褻れみりゃ?虐無現 ゆっくりいじめ小ネタ566 最終処分場虐改現 ゆっくりいじめ小ネタ567 ゆっくり瞬殺されるよ!? ゆっくりいじめ小ネタ568 プロジェクトY? ゆっくりいじめ小ネタ569 溝掃除に便利な水を高圧で発射するあれ? ゆっくりいじめ小ネタ570 スィマー? ゆっくりいじめ小ネタ571 汚物の素敵な一生.? ゆっくりいじめ小ネタ572 れみりゃいじめ? ゆっくりいじめ小ネタ573 金バッチがほしいよ!? ゆっくりいじめ小ネタ574 ゆっくり一家と皆既日食? ゆっくりいじめ小ネタ575 ゆっくりの神様? 「ゆっくりいじめ小ネタ576 不可視の魔弾は作者さんの要請で削除されました。」 ゆっくりいじめ小ネタ577 食パンの袋を閉じる凹がたのプラスチック?虐無 ゆっくりいじめ小ネタ578 まりさのはっぴーばーすでー?虐他ゆ ゆっくりいじめ小ネタ579 究極害獣ゆっくり?虐復他無 ゆっくりいじめ小ネタ580 とかいはこーでぃねーと? ゆっくりいじめ小ネタ581 にとりとれみりゃとうつほ虐滅希ゆ ゆっくりいじめ小ネタ582 トイレトレーニング? 作者により削除されました ゆっくりいじめ小ネタ584 制裁? ゆっくりいじめ小ネタ585 制裁-MARISA-? ゆっくりいじめ小ネタ586 続・ゆっくり3分間クッキング? ゆっくりいじめ小ネタ587 クリスタルお兄さん? ゆっくりいじめ小ネタ588 れみりゃシャッフル? ゆっくりいじめ小ネタ589 生ゴミ処理?滅制 ゆっくりいじめ小ネタ591 窮極弱者ゆっくり ゆっくりいじめ小ネタ592 ゆっくりから生えるゆっくりが実る木 夢編? ゆっくりいじめ小ネタ593 特殊胎生出産?他汚家ゆ 「ゆっくりいじめ小ネタ594 こんなこともあるは作者さんの要請で削除されました。」 ゆっくりいじめ小ネタ595 ぶりんぶりん?虐汚家無 「ゆっくりいじめ小ネタ596 古風な人は作者の要請により削除されました。」 ゆっくりいじめ小ネタ597 ゆっくりの背筋も凍る怪談?虐他無 ゆっくりいじめ小ネタ598 最強の鬼意山?他 ゆっくりいじめ小ネタ599 夏?他 ゆっくりいじめ小ネタ600 冷たい箱?虐無 ゆっくりいじめ小ネタ601 作者さんの要望により削除しました ゆっくりいじめ小ネタ602 屋根の上?制家希無 ゆっくりいじめ小ネタ603 ちょっと小腹を空かしたので~虐希料無 「ゆっくりいじめ小ネタ604 ゆんやーは作者の要請により削除されました。」 ゆっくりいじめ小ネタ605 公開オナニー?汚 ゆっくりいじめ小ネタ606 虐待殴打48手、37打:音頭掌?制改 ゆっくりいじめ小ネタ607 伝統のゆ虐?虐家無 ゆっくりいじめ小ネタ608 れみりゃの傘?他原幻 ゆっくりいじめ小ネタ609 頭脳戦?他無 ゆっくりいじめ小ネタ610 ダイヤ?他ゆ ゆっくりいじめ小ネタ611 あいのうた?他 「ゆっくりいじめ小ネタ612 ばかなにんげんさんはそこでゆっくりしててね!は作者の要請により削除されました。」 ゆっくりいじめ小ネタ613 ゆっくりを転がす?虐家無 ゆっくりいじめ小ネタ614 ゆっくり達の挽歌?虐性家共無 「ゆっくりいじめ小ネタ615 ゆっくりまんじゅうのできるまでは作者の要請により削除されました。」 ゆっくりいじめ小ネタ616 変態他性無幻※年齢制限内容を含むため、本文は外部ページ ゆっくりいじめ小ネタ617 ゆっくりしないでごはんもってきてね!? ゆっくりいじめ小ネタ618 どつき漫才? ゆっくりいじめ小ネタ619 仮面ライダーゆっくウガ? ゆっくりいじめ小ネタ620 ゆっくりの油 一生一人でゆっくりしてろ!? ゆっくりいじめ小ネタ621 ゆっくりの油 ダメなゆっくり? ゆっくりいじめ小ネタ622 ゆっくり会議? ゆっくりいじめ小ネタ623 こいのきゅーぴっと?虐性 ゆっくりいじめ小ネタ624 この子がゆっくり出来ますように? ゆっくりいじめ小ネタ625 或る山道での一幕
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アフターバレンタイン 9KB 小ネタ 調理 赤子・子供 都会 現代 うんしー 2日遅れでごめんね! 本当はバレンタイン用の小ネタを書いていたんですが、間に合わず…。忙しくってごめんね! 仕方ないので、ちょっと変えましたら、内容が全然別物に。最初はギャグ書いてたのに…。 季節物の小ネタです。 あと、スレで森賢の挿絵を書いてくれた絵師様。本当にありがとうございます。 スレ落ちてから気付いて、亀レス過ぎるんでこっちでお礼をしたいと思います。 しっかり保存して、ニヤニヤしてます。 これからも、ゆっくりできたよと言ってもらえるように頑張ります。 過去作 ふたば系ゆっくりいじめ 694 ゆファリパーク ふたば系ゆっくりいじめ 719 飼いまりさも靴下がお好き ふたば系ゆっくりいじめ 823 ゆっくりが残すもの ふたば系ゆっくりいじめ 881 ありすとぱちぇとおにいさん 「アフターバレンタイン」 「悪いけどこれは受け取れないよ…ごめん…俺…彼女がいるんだ…」 バレンタインデーの日、私はフられた。大学のサークルの憧れの先輩。 身の程知らずだったのは分かってた。 でも、先輩が優しいから、もしかしたらなんて期待しちゃった…。 私のバカ…。 日曜だったのが幸いだった。学校も無いから、誰とも顔をあわせなくていいし。 私は丁寧にラッピングした箱をギュッと抱きしめた。 ポツポツと箱の上に水滴が落ちる。今日は快晴なのに。 無理だって分かってたじゃん。 なんで私…泣いてるのかな? 3日前 「バレンタインの贈り物に、甘くてスイーツなちぇんはいかがですかー。わかるよー」 バレンタインが近づく中、送るチョコに悩んでいた私の耳にゆっくりショップの店員の呼び込みの声が聞こえる。 先輩は優しくてかっこよくて、ハッキリ言ってモテる。 普通のチョコじゃ、印象になんて残らないんじゃないか? さりとて、特別親しかったわけでもないのに手作りチョコはさすがに重くて気持ち悪いって思われるだろう。 (そういえば、ちぇんの中身ってチョコだったよね…) 私は、ショップに入ってみることにする。 女性たちが、並べられた子ちぇんを物色していた。 「ゆっきゅりしていっちぇね!わきゃるよー!」 「おねーしゃん!ちぇんをゆっきゅりさせちぇよー!わきゃるよー!) 私も物色していると、赤ゆ言葉の抜けきらない、みかんサイズの子ちぇんが2匹話しかけてきた。 「ふふ」 この子たちは、バッチなどという物はついていないバレンタイン用に大量生産された子ちぇんたちだ。 生まれてすぐ、親ゆっくりから生えた茎を取ってオレンジジュースにつけて、親から余計な知識を受け継がせないように生産している。 それはほとんどが、食用となることを想定されて作られているからだ。 私は話しかけてきた子ちぇんたちを買うことにした。 (この子たちが先輩と私の恋のキューピットになってくれればいいな…なんてね) さて、当日まではまだ3日ある。 それまでに、この子ちぇんを調理したり、ラッピングしなければならない。 うーんどうしよう? 家に着くと、袋から子ちぇんを取り出して適当な段ボールに入れる。 中には色々な調理方法の書いてあるハンドブックみたいなのが付いていた。 「おねーしゃん、ここをちぇんのあたらちいおうちにしゅるよー!わきゃるよー!」 「ちぇん、おにゃかしゅいたよ!あみゃあみゃたべちゃいよ!わきゃるよー!」 私は、ハンドブックを読んでみる。 「なになに…ちぇんフォンデュにちぇんケーキ…」 これらの凝った物は私には難しい。実はあまり料理は得意じゃないんだ…。 カリカリと段ボールの壁をかじる音がする。 「おねーしゃん!あしょんでにぇ!さみちいよー!わきゃらないよー!」 「ゆっきゅりしちゃいよ!わきゃってねー!」 どうやら1番シンプルで皆が選ぶのが、ちぇんを水飴でコーティングして固めて贈るというものらしい。 これのポイントは、いかに笑顔のまま固めるかということである。 恨みの表情や、苦痛の表情では、見た目が悪くて相手の気分を害してしまうからだ。 そして次に、いかにちぇんの身体を崩さずに絶命させるかということである。 方法として書いてあるのは、顔面を先に水飴で固め、背中を切って中枢チョコを取り除くか潰すというやり方である。 「これが、やっぱりいいのかな」 見た目もインパクトはあるし、失敗する可能性も低いだろう。 私はバレンタインちぇんセールのおまけの水飴を取り出す。 「さてと、ちぇんを笑わせないとね」 ちぇんを、笑顔の状態で固めねばならない。 段ボール内では、泣いてぐずる子ちぇんたち。 (私は器用な方じゃないし、失敗が怖いから1匹づつやろう) ハンドブックのマニュアル通りに、子ちぇんに話しかける。 「えっと…ねえ、ちぇん。あまあまあげよっか?」 「ゆ!ほちいんだよー!わきゃるよー!」 「おねーしゃんは、ゆっきゅりしちぇるよー!わきゃるよー!」 あまあまをあげると言えば笑顔になる。 「今からあげるから、じっとしててね」 この後は、最初にちぇんの口に水飴を持っていき、舐めさせながら顔全体にコーティングしていく。 「ゆ!くすぐっちゃいよ!でも、おいちいよー!わきゃるよー!」 くすぐったそうだが笑顔だ。安心して、はけで顔に水飴を塗っていく。 「ちぇんにもはやきゅ、たべさせちぇよー!わきゃらにゃいよー!」 塗っていない方の子ちぇんは、自分も食べたくてぐずっている すぐに固まるようになっているらしく、だんだんと笑顔の状態で顔が固まっていく。 薄く固まったら、一気にたっぷりと水飴をつけて上塗りする。 そして、完成だ。笑顔で完全に固まっている。 (良かったぁ…) 成功してホッとする。 息が出来ない状態で、ちぇんのお尻や背中がプリプリ震えている。 でも涙を流したり、苦痛に顔を歪めることは出来ない。 今もちゃんと、笑顔のまま固まっている。 あにゃるからはうんうんを漏らしてはいたが…。 私は、ナイフで背中を少し切断すると、中に箸を突っ込み中枢チョコを探す。 ほどなく、固い中枢チョコを見つけると箸でつまむ。 手の中のちぇんが激しく揺れる。 中枢チョコを箸でつまんで潰すと、ちぇんは一瞬大きく痙攣するとピクリとも動かなくなった そして切断部分を戻し、水飴で背中も固めて完成。 にっこりほほ笑む、可愛いちぇんチョコの完成だ。 (うん!我ながらいい出来) 私は上手くいったので上機嫌で残りの子ちぇんも調理に取りかかろうとして手を伸ばすと 「おねーしゃんはきょわくて、ゆっきゅりできないよお”お”お”お”お”!!!!!!!」 脅えて、火のついたように泣きだした。 「ゆんやあああああ!!!!!やめぢぇよぉぉぉー!ゆっきゅりごろちは、ゆっきゅりできにゃいよー!わきゃらない”い”い”!!!!!!」 あああ…これじゃあ、笑顔にするなんて到底無理だよ…。 「え?え?ゆっくり殺し…?」 私は、泣いて私を責めるもう1匹のちぇんを見て、なんだか罪悪感を感じていた。 食用の生物を調理する。なんらおかしい事では無い。 魚をさばいたこともあるし、それと同じなはずなのに…。 こんなことなら、2匹同時に作業を進めれば良かったのかな…。 心が折れてしまった私には、もうこの子を調理できなくなっていた。 「ごめんね。もう、いじめないから泣きやんで」 こう、声をかけると大人しくなる。 「ほんちょ?いじめにゃい?」 「うん、いじめない、いじめない」 「どうちて、ちぇんをころちたの?」 「あの子は、ご病気だったの」 私は、嘘をつく。ちょっと胸が痛む。 ううん、そもそも会話とかしなきゃいいだけの話なのにね…。 なにやってるんだろ。 「ゆう、わきゃったよー…」 その後、生きている方の子ちぇんをなだめ寝かしつけると、調理した方を丁寧にラッピングして箱に入れた。 あとは、バレンタインデーを待つばかりだ。 そして、当日。 「いってきます!ゆっくりまっててね」 私は、出かける前に段ボール内の子ちぇんに声をかける。 「ゆっきゅりまちゅよ!わきゃるよー!」 キリっとした顔で、お返事する子ちぇん。 私は、そんな子ちぇんにほほ笑んで、先輩との待ち合わせ場所に向かった。 そして冒頭へ戻る、だ。 いつまでも立ちつくしてなんていられないので帰宅する。 家の前に着くと鍵が閉まってる。家族は出かけたらしい。 バックを探しても、鍵が無い。家の中に忘れたようだ。 (とことん、私ってバカだなあ…) だんだん惨めになってきて、とめどなく涙があふれてくる。 「せんぱい…バカ…」 「ど、どうしたの?」 ふいに声をかけられて、顔をあげると心配そうな顔で私を見ている人がいた。 バイト先のコンビニの人だ。たしか私より年上で、フリーター。 深夜勤務が多く、あまり話したことはないけど。 「私なら平気です…」 「でも、泣いてたし…」 「それより、どうしてここにいるんですか?」 「え?ああ、うん、そのね、そう散歩、たまたま散歩で通りがかっただけだよ」 そっと私に、ハンカチが差し出される。 「とりあえず、これで涙を拭きなよ」 「ありがとうございます…」 涙を拭いていると、持っていた箱が目に入る。 そうだ、もうこれいらないし…。 「あの、良かったらこれ…バレンタインだから。どうぞ…」 「え?!もしかしてチョコ?あ、ありがとう!本当にありがとう!」 私はポケットをまさぐっていると、家の鍵が出てきた。 ポケットに入れていたらしい。間抜けもいいところだ。 (ああ…こんなんだから…私、ダメなんだろうな…) 「あ、あの、もう私、家に入りますんでいいですか?」 「え?うん。これ、本当にありがとうね!」 「あ、たいしたものじゃないんで」 私はそう言うと家に入った。 ちぇん、ちぇんはどうしているだろう? 癒されたかったのかもしれない。 慰めてほしかったのかもしれない。 とにかくこのままだと悲しくて耐えられそうになかったので、ちぇんに急いで会いに行く。 すると… 「おい!くしょどれい!おしょいんだよー!わきゃらないよー!」 「にゃんで、だまってりゅんだよ?ばきゃなのかよー?わきゃれよー!ちねよー!」 「きゃわいいちぇんの、はいぱーうんうんたいむはじまりゅよ!」 「くしゃいよー!ばばあは、しゃっしゃとうんうんかたじゅけろよー!」 食用ちぇんの商品の注意書きにはこう書いてあった。 『バレンタイン用子ちぇんは、ゆっくりしたいという本能が強く、自分本意な行動を取るようになります』 そして『著しく飼いゆには向きません。お早めにお食べください』とも。 「ふふ…ふふふ…ふふふふ…」 なぜだか笑いが止まらない…。私は、どうしてしまったんだろう? 「なにわらってりゅんだよー!わきゃらにゃいよー!」 「死ね!糞チョコ野郎!くたばれバレンタイン!リア充爆発しろ!!!」 私は拳を思い切り、目の前で騒ぐ忌々しい糞漏らしチョコに振り下ろした。 グチャ そのころ、お兄さん。 「やったー!!!!!まさか、チョコまで貰えるなんて!彼女の家まで行って良かったぁ!!!」 家の中で騒ぐお兄さんに、飼いゆ(シュークリーム製造機)の森賢が一言。 「むきょきょ!ばれんたいんは、としでんせつなのよ!りあじゅうは、ばくはつでしょおおおおおおお!!!」 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ペット用じゃないとほぼ必ずゲス化する ってやっぱり生き物じゃないな、ゆっくりは。 野生動物でもいくらか順応するのにww ↓「ゲスは自ゆんがゲスと理解してない」状態のゲスちぇんですね。わかるよ~。 -- 2018-02-23 14 19 37 ↓↓↓ ちぇん「ちぇんはげすじゃないよーらんしゃまはわかれよー -- 2012-07-19 04 49 30 せっかく料理の工程を書いたならおにーさんの反応まで見たかったんだねー。 わかるよー。 -- 2010-12-30 00 17 33 らん邪魔 -- 2010-09-05 23 39 50 らん「なんだこいつらは!?ちぇん…?いや!ちぇんがこんなげすのわけがない!!こいつらはちぇんのにせものだ!!ちぇんになりすますげすめ!!ちぇんをぼうとくしたつみでせいさいだ!!しねぇ!!!」 -- 2010-07-11 01 44 00
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ゆプセルトイ 2KB 小ネタ 赤子・子供 なんとなく小ネタが浮かんだので書いてみました 注意 ・変な解釈や駄文を多く含みます。 ・誤字・脱字が多くて申し訳ありません。 ・人様のネタを使っている可能性があります。 ・今回は虐めていないかもしれません。 短く終わらせるはずだった加工所のふらんちゃん編が書いているとどんどん長くなってしまいました。 描きにくくなってきたので、とりあえず、短いのを1つ書いてみます。 今までの ふたば系ゆっくりいじめ 801 農業学生とゆっくり01 ふたば系ゆっくりいじめ 811 農業学生とゆっくり02 ふたば系ゆっくりいじめ 858 農業学生とゆっくり03 ふたば系ゆっくりいじめ 891 職業見学 加工所のふらんちゃん 前編 ふたば系ゆっくりいじめ 1013 職業見学 加工所のふらんちゃん 中編 【ゆプセルトイ】 あるところにゆっくりがいた。 そのゆっくりは、もうすぐ生まれるようである。 「ゆふふ!ゆっくりかわいくうまれりゅよ! しょしたら、おかあしゃんとおちょうしゃんにしゅりしゅりしてもらうんだ!」 生まれた後の幸せな生活を想像した。 『おちびちゃん、ゆっくりしていってね!』 「もうしゅぐゆっくりできるよ!」 時々、“ゆっくりしていってね!”と聞こえてくる。 このゆっくりは母親か父親が自分と周りにいる妹達に挨拶しているんだと思った。 このゆっくりには生まれたら妹達になるゆっくりが多くいた。 妹達は自分とは似てないゆっくりが多くいた。 しかし、例え違った種族でもみんなでゆっくりしたいと願っている。 周りが揺れだす。 そのゆっくりは喜んだ。 次は自分の順番だから。 「おねえしゃんににゃりゅよ。いもうとたちもゆっくりでてきちぇね!」 最後に妹になるゆっくりたちに挨拶をした。 再会を約束したものなのかもしれない。 このゆっくりは外に希望を持っていた。 お母さんやお父さんが待っている。 多くの姉達が祝福してくれる。 まだ見ぬ番と、ゆっくりして、赤ちゃんを産む。 その希望を持って外に発射した。 「ゆっくりしちぇいってにぇ!」 そのゆっくりは知らなかった。 自分がゆプセルトイの景品であることに。 自分がゲームセンターにいることに。 外からの“ゆっくりしていってね!”は声ゆの声であることに。 これには赤ゆっくりがランダムで入っている。 基本種が多いが希少種も入っている。 ゲーム感覚でやっている人も値段が高い希少種を狙っている人もいる。 好きなゆっくりならば、飼いゆっくりとして飼われる。 しかし、嫌いならばその場で殺されるか、家で虐待される。 願うことなら、さっきのゆっくりがゆプセルトイをしている人の好みであることだけだ。 急に浮かんだネタを使ってみました。 私は飼いゆっくりがほしいです。 めーりんとゆうか、ふらんと一緒に生活がしたいです。 でもみまさまとの飼いゆっくりライフならちょっと見たいかも 挿絵 by車田あき トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ↓×4 おもちゃが付属しているなら食玩扱い、ゆっくり単体なら自動販売機の部類になるだろう。 どっちにしても割高な印象だな~。通常種1匹に100円以上払いたくないww -- 2018-01-19 02 06 07 自分はちぇん、ゆうか -- 2016-12-14 15 40 57 虐待用か愛で用どっちの方が持って変えられんの多いんだろう -- 2016-05-29 17 32 17 ふらんを特に飼いたいお -- 2016-05-20 16 19 31 これは食えるから食玩扱いになるのかな -- 2014-12-08 22 25 05 やってみたいwww -- 2014-11-17 22 01 30 子供は当たりがあるおもちゃ兼お菓子の感覚で買うんだろうな -- 2011-10-07 17 18 01 うわーwww(たぶん)100円で赤ゆ買えるとかwやってみたいwwww -- 2011-09-25 13 08 32 希少種ほぴぃ;; -- 2010-12-12 13 54 22 れいむ(ハズレ)率が高そうだな -- 2010-08-09 18 08 16
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天井に近い所 8KB 小ネタ 現代 独自設定 虐待成分皆無、お気をつけ下さい。気分転換にちょっと小ネタ。 男は少し前に飼いゆっくりを亡くした。 今回死んだのは、やんちゃなれいむだった。とても良い子だった。 久しぶりに家にゆっくりがいない状態になったが、しばらく休日に予定が入り忙しくなった。 しかし、久しぶりに予定の無い休日。 男はそこでれいむの事を思い出したのだ。 特に趣味のない男はゆっくりにつきっきりで休日を終えることが多かった。 襲いかかる虚無感。 男は溜息をついて、ゆっくりの相手をするのが趣味なのだなと、あらためて納得した。 一人暮らしのアパートの部屋をあらためて見る。 れいむの使っていた道具がいくつも転がっている。 男の物は、ほとんど無い。 がらんどうだ。物が多くても使っていたゆっくりはもういない。 空虚な空気に男は悲しくなった。 この間までここで遊んでいたれいむは本当に良い子だった。 「ゆっくりショップに、いってみるか」 自分に言い聞かせるように言って、男は部屋を出る。 - 男は駅前の馴染みのショップに入り、ケージのあるエリアへ行く。 ゆっくり自体がいるケージのエリアには、男は行った事がなかった。 男の飼っていたゆっくりは、ほとんどが家に迷い込んできたものや外で拾ったものだ。 ショップには飼い始めてから、ゆっくりの為の物を買いに来るだけだった。 「ずいぶんいるな。想像以上だ」 言葉通りその数に圧倒されてつい独り言をもらす。 値段はそれこそ幅広い様だが今いるところは高額なエリアのようだ。 一番上の空のケージに貼ってある「売り切れました」の貼り紙の下の値段を見て驚愕する。 れいむ種、躾済。 よほどの個体だったのか強気にも程がある値段が書いてあった。しかし売れている。 男はあんな物を買うのはどんな金持ちかと唸る。どこぞのお嬢様のおねだりだろうか。 流行っている内はステータスで買う人もいるものだ。 自分の月給と書いてある値段を比べて溜息をついた。 少し疲れた男は真逆の一番安いエリアへ移動する。 まとめて大きいケージに放り込まれて投げ売りされている奴らは論外なので、個別ケージの一番安い所へ。 男はしばらく眺める。 値段は問題ないが、やはりあのれいむの事が忘れられない。 やはり買うのはやめようかと男が踵を返そうとした時、目についた値札があった。 何度も上書きされた値札。 中を見ると静かに眠るちぇん種がいた。 周りにいる元気そうに跳ねているちぇん種に比べるとずいぶん安い。 札を見てみると、あまり賢くない個体の様だ。 素直で元気だが知能の発達が宜しくなく、語彙に乏しくて会話は余り楽しめない、との事。 やはり話せる事が一番の売りなのだろう。それだけでずいぶんな値下げだ。 男はちぇんは飼ったことが無いなと、店員に幾つかこのちぇんの事を質問する。 回答は得られ、問題ないと判断した男は早速購入した。 新しい生活が始まった。 - まずは家に馴染ませて信頼を得る事から始める。 れいむが使っていた道具を全て片付けて、掃除をして場所を空けた。 しばらく一緒に過ごしたが、猫っぽい外見に違わず端々で実家で飼っていた猫を思い出す行動をしていた。 だが素直で行動に気紛れさが少なく、 基本的に猫ではなく、ゆっくりはゆっくりなのだな、と、当たり前のことに男は納得した。 何故かどんくさくて、よく物にぶつかるちぇん。 その辺は猫には程遠い。ちぇん種は敏捷いと言うイメージがあったが、このちぇんが特殊だからだろうか。 「わかるよー」 口癖にも慣れた。しかし大体わかってないことが多い。 このちぇんに関しては特に、相槌程度に思っておいた方が良さそうだ。 後は会話の前後で理解度を確かめるしか無い。 - 次の休日。 未だ悠々と過ごすちぇん。男は椅子に座って部屋をうろうろするちぇんを眺めている。 猫っぽい行動。 男は時々ちぇんが、天井の方や壁をじっと見ていることに気づいた。 再び実家にいた猫を思い出す。 よく見えないものがいて猫はそれを見ている、なんて話がある。 ふと、男はちぇんなら聞けばわかるのではと思いつき、訊ねる。 「ちぇん、何を見てるんだ?」 ちぇんは上を見たまま答えた。 「なにかいるよー」 寒気がした。 思いつきでした事に軽く後悔する。 まさかとは思うが古い噂の様に、霊的な何かがいるのだろうか。 壁には何も、と、思ったがちぇんが見ている所にはヒロインが大写しになった映画のポスターが貼ってある。 視線が定かではないがポスターを見ているとも思える。 「ちぇん、ポスターのおねえさんか?」 まさかの下らないオチかと男が訊ねる。 「わかるよー。おねえさんがいるよー」 男はふっと力を抜く。 下らない、と男は息をはいた。 「ちぇん、おいで。おやつをあげるよ」 言って男は冷蔵庫へ向かう。 ちぇんは嬉しそうについていった。 - 数日後、そんな出来事を忘れかけた日。 男が帰宅して玄関を開けた時に、真っ暗な部屋の中でちぇんが言う。 「わからないよー」 暗いままだと大抵眠っているちぇんが一人で何かを言っている。 電気をつけて挨拶をする。 「ただいまちぇん。何がわからないって?」 他愛の無い独り言にも近い言葉をちぇんに投げる。 冷蔵庫の中に食材をしまっているとちぇんが答えた。 「うえにいるれいむたちがへんじしないんだよー」 男は理解しかねた。 ここはアパートの二階だ。三階はない。 隣の部屋はずいぶん前に越して行ってからはもうしばらくの間、無人のままだ。 「上ってどこだ?どこかで友達でもできたのか」 部屋飼いの上に二階なのでありえないはずだが。 ちぇんは相変わらずのぼんやりした眼差しでいう。 「おねえさんのうえだよー」 男は硬直した。 瞬時に数日前の事を思い出す。 「おねえさんってこれのことか」 恐る恐るポスターを指す。 「そうだよー」 男は背中に嫌な汗をかいた。 ポスターと天井の間には何も無い。 部屋の上にゆっくりの霊でもうろついているというのか。 男には心当たりが、有り過ぎる程に有る。 「なあちぇん、何かの間違いじゃないか。前にはお姉さんがいるとしか言ってなかったじゃないか」 ちぇんは引かない。 「いまはわかるよー。いるよー」 男は震えが止まらない。 いるのか、と考える。 その思考に返答するようにちぇんが言う。 「たくさんいるよー」 ちぇんのその言葉で男は飛び上がりそうになる。 どうしてこんなのんびりした言葉に恐怖しているのか。 「や、やめてくれちぇん、いないんだよ。なにもいないって」 ちぇんは少し強い語気に押されて黙る。 男は少し狼狽えてちぇんに言う。 「もうそんなこというなよ。いい加減にしてくれ」 ちぇんは寂しそうに言う。 「わかったよー」 - ちぇんが来てから二週間は過ぎたが男はちぇんに行動を起こすことはなかった。 いるわけがないと思ってもやはり気になる。 あの出来事以来、男の趣味は鳴りを潜めたままだ。 今日も結局部屋でうろうろするちぇんを眺めている。 ふと、また、天井に近い所をちぇんが凝視する。 男の心拍数が跳ねあがる。 訊いてはいけないと、自制する。 あの時は狼狽えたが今は幾分落ち着いているつもりの男。 耐えられない。 「ちぇん、なにかいるのか」 ちぇんは困ったようにこっちを見た。 「わからないよー」 いない、と言う意味だろうか。 以前した注意を憶えているほど賢くないと思っていた。 だがこういう時は普通に会話出来る程度の知能があることを、男はもう理解していた。 「いないよー、だろ」 男は止まらない。 「わからないよー」 ちぇんはやはり困った顔だ。それを見て、あの注意を憶えているのだと解釈した。 「ちぇん、こないだの事なら忘れて良い。正直に言ってくれ」 男は一旦切って息を飲んで続ける。 「そこに、なにかいるのか」 天井に近い所を指さして男は問う。 ちぇんは答えた。 「いるよー」 - 数日後、事の真相は解明された。 男は躍起になって解明に勤しんだ。 ヒステリックに暴れた後、どんな結末でも良いからと真相を調べた。 ショップに行って躾を担当した店員などに話を聞いたりして調べる内に、からくりが解けた。 このちぇんは、知能と共に目にも障害があり、ほとんど見えてなかったと言うことがわかったのだ。 担当者は気づいていたが黙っていた。下手をすると廃棄処分になってしまうからだ。 しかし情が移っただけではなく、 このちぇんは匂いで物事を判断する能力が優れている事に気づいたから、と言う理由もあった。 れいむ種やまりさ種の違い、更には親しくなった個体の識別。 匂いだけで群れでのコミュニケーションに問題ないほどの識別能力を持っていた。 ちぇんがいる、と感じたのは匂い。 男が過去殺してきた数多のゆっくり達の匂いだった。 気分が高まると隣人が越してしまう程に、激しく壁にぶつけ、床に叩きつけ、潰した。 ゆっくりは同族の死臭を嫌うため、男は部屋の掃除は怠らなかった。 しかし天井近い壁はほとんど拭くこともなく目立った汚れも付かなかったので放置された。 せいぜい埃をはたく程度。 かくして、ちぇんは運良く、殺されることなく生き延びた。 - 優しく接して信頼を得てから虐待という、スタンダードな虐待を好む男は毒気を抜かれていた。 いつも通り椅子に座って、部屋をうろうろするちぇんを見ている。 男は匂いなんてそんなに残るものだろうか、とも考えた。 しかし実際に丁寧に拭き掃除をした後は、ちぇんも存在を感じなくなったようだ。 そういう事にしておこうと男は折り合いをつける。 これで終わりなんだと納得する。 あの時のちぇんとの出来事を考えると、虐待をする気が失せる。 ちぇんを見る。 動きまわるだけで楽しいのか笑顔でうろうろする。 余計な事はしない。 このちぇんに加虐心を煽られる事は、到底なさそうだ。 男はとりあえず、このちぇんが天寿を全うするまで飼ってみようと思った。 「ちぇん、ゆっくりしていってね」 過去作 ふたば系ゆっくりいじめ 1119 本当ですよ ふたば系ゆっくりいじめ 1102 ゆっくりサスペンス劇場 ふたば系ゆっくりいじめ 1008 つまらない ふたば系ゆっくりいじめ 988 不愉快 挿絵 by儚いあき トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ゆっくりにしか分からない死臭、遠くのあまあまの匂い、嗅覚は何か特殊なんだろうな~ ただ、お飾り(の匂い?)で個体識別してるから、視力は悪く顔での識別は出来ないのだな。 -- 2018-01-06 13 28 44 ちぇんかわゆい。 -- 2017-06-23 23 14 57 少年失神中 -- 2015-12-30 02 30 34 死んだゆっくりが見えただと…? -- 2012-08-16 20 21 56 ・・・こえええ・・・ 匂いで良かった・・ -- 2012-08-03 22 15 48 おそろしーしー漏らした 最後のオチは好き -- 2012-07-23 22 21 50 こんな時間にちょっと怖い思いしたじゃねーかwwwというか虐待さんだったんだなww虐待していなと思ってたが怖くなったよ(−_−;)まぁ虐待するとしてもゲスだけだけどなそれに怨まれる理由ないしな -- 2012-07-03 03 26 58 正直ビビった、冷や汗出ちゃったよ。 -- 2011-12-03 01 20 58 「男は少し前に飼いゆっくりを亡くした。」 「久しぶりに家にゆっくりが い な い 状態になったが」 行方不明?「やんちゃなれいむ」好奇心旺盛で天井裏へ。ってことか? -- 2011-11-15 23 56 51 ↓誰か立ってるか浮いてるかしてるからじゃね? -- 2011-10-25 21 23 39 ↓じゃあ、ウチの猫三匹が口を開けずにそろって部屋のすみを見つめるはなんなんだ -- 2011-10-02 07 42 14 ↓宙を見ている時にアホみたいに口半開きにしていたら、それはたぶん匂いを嗅いでいる。猫は口の中にも匂いを感じ取る器官があるから それはともかく、おねえさんのことはよく覚えていたなこのちぇん -- 2011-01-24 23 06 34 ゾクリ、としたな。 うちの猫も宙を見てるときは吃驚する。 ホラーっぽくてゆっくりできたよー -- 2010-12-20 20 29 29 ↓↓↓ ぼんやりと人影のようなものが見える、という感じなんだろう -- 2010-12-12 15 59 19 近所迷惑なお兄さんはゆっくりできないよ -- 2010-11-01 16 03 54 そうか。ホラーにするには語彙の少ないちぇんが適任だったんだな わかるよー -- 2010-10-13 01 06 02 でもこれ、お姉さんのポスターも見えてないんじゃない? だとすると女性の霊がいるのかもね。 -- 2010-10-04 02 14 03 最初れいむの死因が書かれてなかったからたぶん飼って虐待なんだろうなーと思ったら少しホラーになっていた -- 2010-09-19 17 25 01 こういうサスペンスみたいなのも面白いね。虐待お兄さんもピンキリなんだね。自分が虐待死させたゆっくりが亡霊になって、自分の周囲にいる可能性が出たとたんに、あんなに怯えたり取り乱したり。「ヒャッハーゆっくりは幽霊でも虐待だー!」って塩撒いたりお経を唱えたりしそうな筋金入りから、ただの弱い者イジメの延長みたいな腰抜けまで色々だね。 -- 2010-07-18 02 32 40 猫って不思議だよね。飼いたいなぁ -- 2010-07-09 22 30 44
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書きたかった事(設定) 幻想郷の猫は賢いよ 阿求はゆっくりちぇんには甘いよ ゆっくりちぇんは猫と会話できるよ(ニャーリンガルだよ) ゆっくりは単純な生物(なまもの)だから対外的要因であっさり形質変化するよ ZUN帽ならぬゆっくり帽は植物型増殖ではヘタが変化したものだよ 作者 チェンマガツ 獣は夜の森を行く。 しなやかな体をバネにして木々の間を颯爽と擦り抜けていく。 時々足を止めては耳を立て、満月の瞳で様子を伺う。 誰かの許しを請う叫びを聞いてから一刻は経っただろうか。 同種の生物の危機を感じて主人の家から飛び出たものの、 既に助けの声が聞こえなくなったことに焦りを感じていた。 それからまもなく開けた場所に出た。正しくはこじ開けられた場所だろうか。 月の光が差す夜にしては重い影に包まれているこの場所こそ目的地であった。 その獣にはあまり理解は出来なかったが、この広場はまさに地獄と呼べた。 絶望的ではあったが質量のある影を踏みしめながら声の主を呼ぶ。 すると広場を吹き抜ける風に弱々しい呼吸音がのって流れてきた。 獣はその方を向き、蠢くものを確認すると飛んで近寄った。 クヌギの根元に転がっていたのは黒ずんだ塊だ。 獣は声の元に鼻を近づけて相手を識別してみた。 自分とは随分違う匂いではあったが、尻尾をみるにやはり自分の仲間のようだったと思った。 「…そ、そこに、だれ…かいるの?……」 ようやく出された言葉で既に限界であることは容易に感じ取れた。 「ち、…ちぇんのからだのしたにちぇんのこどもたちがいるよー……」 そういうと黒い塊は黒い物を吹き出しながら動こうとするが動けていない。 獣はその様子を判断して前脚で塊をどかしてみて驚く事になる。 子供!これが子供なのか。なんと弱い。なんと儚い。鼠の子供より小さいじゃないか。 頭に植物のヘタを付けて、かろうじて目と口だけが見て取れた。まるで笑っている穏やかな表情だ。 「ちぇんのこどもを…ゆっくりさせてー……ゆっくりわかってほしいよー」 それ以上の言葉は必要なかった。 理解の印に親の頬を舐め、潰さないように子供らを口に入れて主人の家に戻った。 獣は今夜味わったざらざらとした塩辛い涙をずっと覚えていようと誓った。 翌朝、幻想郷のある集落ではいつもの一日が始まった。 昨晩多くの者は森の中で惨劇があった事を知らない。 知ったところでそれを酷い事だと思う人も多くはなかろうが。 そのうちの一人が住む、集落でも一際大きい家にも新しい朝がきた。 この家の現当主、稗田阿求は側近の女中に起こされて眠い目をこすった。 寝間着のまま縁側に出て庭の様子を伺っているとどこからとも無く飼い猫が集まってきた。 あちこちから飛んでくる朝飯を催促する鳴き声に笑顔で返しながら、 各々の顔をじっくり覗いていく。これが彼女の朝の日課だった。 ふと一匹の猫が顔を出していない事に阿求は気が付いた。 「またあの子は迷子を拾ってきたのかしらね」と彼女は顔を綻ばせた。 飼い猫の一匹に親のいなくなった仔猫を育てる変わった雌猫がいるのだ。 給仕係の女中に自分の朝御飯も少し遅らせるように頼み、敷地内の蔵に足を向けた。 少し埃っぽい蔵の中に藁を敷き詰めた木箱を阿求は設置してあった。 床下ならまだしも屋根裏で出産してしまう飼い猫がいたため、 慌てて静かに産める場所を用意したのだ。 結果件の雌猫がよく利用するようになったというわけだ。 「サク、ここにいるのかしら?」 そう呼ばれた黒猫は主人にニャァと返事した。 今回の仔猫はどんな子かしらと覗き込んだ阿求は目を丸くする。 横たわるサクと呼ばれた猫の乳を吸っていたのは仔猫ではなく大豆の様なものだった。 虫、かと一瞬思ったがこれは、 「ゆっくりじゃないですか」そう呟くと阿求はゆっくり狂モードに入っていた。 こうなればもう誰にも止められない。無論本人でさえだ。 阿求は一気に拳を振り落としていた。 あの潰れる感覚を既に拳に覚えて、ドーパミン全開でヒャッハー。 その凶行を寸前で止めたのはサクだった。 引っ掻く事も噛みつくことも間に合わぬと判断したサクは、 赤ゆっくりらを自分の腹にくるむようにかばった。 危うく飼い猫を殴ってしまうところだった阿求は想定外のことで固まってしまう。 その猫は我が子に手を掛けようとした主人に険しい表情を向け激しく威嚇した。 さすがの猫狂い、こちらは好物という意味だが、もこれには相当まいったようだ。 凍り付いたその場に呑気な声が割り込んできた。 「わかる、わかるよー。ごしゅじんさまはここにいるんだねー」 何匹もの猫の鳴き声と共に飼いちぇんがやってきたようだ。 ゆっくりが嫌いな阿求も猫が好きな気持ちが勝り、 このゆっくりちぇんは特別に稗田家のペットになっていた。 またここに住む猫達の言葉も理解できるようだからそれなりの待遇であった。 「あら、ちぇんじゃない。こんな所までどうしたの?」 「おねえさんがさがしてたよー。しんぱいしてるのわかるよー」 なるほど、女中達は自分で探さずにちぇんにまかせて、ちぇんは後ろの猫達に 私の居場所を知って駆けつけたわけか。 「丁度良かった。ちぇん、この子達はどのゆっくりか見て頂戴」 ん?と首を体全体で傾げるちぇんを抱いて木箱の赤ゆっくりを見せてみた。 腕の中でちぇんは悩んでるようだ。何せ小さすぎる赤ゆっくりは目と口しか見て取れず区別が付かないのだ。 「わからないけどわかるよー。みんなあかちぇんだねー。ゆっくりしていってねー」 見た目ではわからないけどオーラというか雰囲気でちぇん種だとわかるということか。 阿求に悩みの種は尽きないがとりあえず様子を見てみることにして、 今は皆の空腹を満たすために母屋に戻る事にした。 サクが赤ゆっくりを拾ってきてから一月が経過した。季節は夏真っ盛りで庭の木から蝉の合唱が毎日聞こえてくる。 順調に赤ゆっくり達も成長して今やソフトボールサイズになっていた。 親代わりのサクや自分たちより年上のちぇんと一緒に遊べるようになってから 持ち前の活発さを披露している。 しかしこの子ゆっくり達はかなり普通のゆっくりとは違っていた。 サクにはどうでもいいことではあるが、ゆっくりちぇんは少し憂慮しているようだった。 そのちぇんの心を読んだように都合の良い客が訪れた。 この日は稗田家の珍しいゆっくりの噂をどこからか聞きつけて永遠亭の調査チームが来ていた。 「おねえさんはゆっくりできるひとだねー。わかるよー」 「ゆっくちしてるねー」「こっちにきちぇにゃー」「かけっこするにゃー」 「師匠見てくださいよこの子達!今までこんな子見た事無いですよ」 とはしゃぐウサ耳娘をよそに、月の頭脳と生きる幻想郷は複雑な顔をしていた。 「まさか貴方ともあろう人がゆっくりブリーダーになるとは思ってもみませんでした」 と永琳は肩をすくめつつ手元の資料をめくる。 「しかもちぇん種の変種を生み出すとは……。これが経験の差というものかしら」 「皮肉は結構ですから、早速八意様の意見を聞かせてくださいな」 永琳は頭を抱えながらどこから話せばいいものかと呟く。 「まず、貴方は猫の出産を見た事はありますね。かの子供達はほとんど親の柄と 異なった物になることは承知ですわね。これは遺伝と呼ばれるものの仕業なん ですが、あのゆっくり達に現れたのはまさにそれでしょう。」 その辺りは阿求でも察しが付いていた。しかしサクの遺伝の影響を受けた事はどうも腑に落ちなかった。 「確かにあのゆっくりから通じて聞いたサクちゃんの話では、あの子達はすでに生 まれていた。普通の動物なら生まれた後から遺伝することはありえないでしょう。 だがゆっくりにはその常識が通用しなかった。ここからは私の推論ですが聞いて もらいましょうか」 ゆっくりの植物型妊娠では産み落とされるまでの間に茎を通して親の餡が子供に移動する。 その餡の影響を受けて未熟なゆっくりの実は次第に親に似た形に変化していくのだ。 しかしこの子ゆっくり達は産み落とされるのが何らかの原因で早すぎて、 ちぇん種になることだけしかその身に刻まれなかった。 普通ならこの状態では栄養が足りずすぐに枯れてしまう。 だがゆっくりの餡の代わりにサクの乳が与えられ、その命を無事繋げる事ができた。 「つまり授乳の行程でサクちゃんの遺伝要素を引き継いだ、と考えました」 「ということはあの子ゆっくり達はゆっくりちぇんとサクの子供みたいなものですか?」 「そうね。さらにちぇん種だったのがより一層サクちゃんの影響を強めてる結果になっているようね」 二人が見つめる方向には、すっかり調査を忘れて遊んでいるうどんげと黒猫のサク、普通のゆっくりちぇん、 そして髪の毛から尻尾の先まで真っ黒な子ちぇん、猫目の子ちぇん、耳が垂れた子ちぇんがいた。 「他にも普通のゆっくりと違う点が……」永琳の顔を覗き込むように阿求が言うと 「全くここまでゆっくりがでたらめな生き物とは思ってもみなかったわ」 と阿求の言葉を遮るように永琳は匙を投げたような台詞を吐く。 「えぇ、分かっています。まずはあの身体能力ですわね。通常の子ちぇんに比べて 遙かに高いポテンシャルを持ってるでしょう。あとはゆっくりのどの種も持ち合 わせてない語尾の"にゃー"。これら二点はサクちゃんの遺伝ということでいいで しょう」あくまで推論だがほぼ結論とみていいだろうと永琳。 「なんと適当な……」 「あとはあのゆっくり達は帽子を被っていない。貴方が故意に外したわけでも何者 かに奪われたわけでもないのよね?」その問いに阿求はうなずく。 「となると考えられるのは植物型妊娠の時に実についている"へた"がどうやらポイ ントになりそうね。つまり、あのへたは親の餡の影響を受けて彼らの個体識別に 用いられるパーツに次第に変化していくのでしょう。それが今回の場合……」 これ以上の情報は阿求には必要なかった。後は永遠亭のメンバーの仕事だ。 ゆっくりの遺伝継承や成長過程の調査の仕事まで関わる必要は彼女にはない。 わかりました、と永琳の話を切り上げゆっくり達の元へ向かう阿求。 「とりあえずこの子達はこれまで通り世話をしていきますので気になる事がありま したらいつでもいらっしてください」 永琳は頷くと未練がましい弟子の耳を掴み引きずりながら稗田家の庭を後にした。 門のところまで来たとき見送りにきた阿求に永琳はそうそうと言って 「最近この集落の近くにゆっくりの群れが近づいてるそうよ。」と続けた。 「それは大変ですね。気に留めておきましょう。それではお二人ともごきげんよう」 このとき浮かべた永琳と阿求の黒い笑顔にうどんげはガクブルするだけだった。 続き?かこうかと思ったけど書きたかった事書いちゃったからいいや(*´∀`) このSSに感想を付ける